2012年4月に羽田空港から出発し、タイに1ヶ月、ラオス・ベトナム・カンボジアで1ヶ月、インドに2ヶ月、そしてエジプトではカイロに2週間、ダハブに1週間ちょっと滞在中です。
今まで色々な旅人に会ってきましたが、一番影響を受けているのは初日のバンコクで出会ったアメリカ人の旅人です。5ヶ月近く旅してきて未だに影響が大きいのが”初日”に出会った人なんです。バックパッカーとしての経験がゼロな状態で、カウチサーフィン経由で泊まる場所を確保し、そこで出会いました。
そのアメリカ人には、農業に関する情報を教えてもらったのですが、特に興味をもったのが“パーマカルチャー”という概念。彼は将来この分野を広めるために「先生になりたい」と語っていました。
パーマカルチャーというのは、パーマネント(永続的な)とアグリカルチャー(農業)を併せて造語なんですが、自然の機能をフル活用して農業をします。日本だと自給自足という言葉が一番近いかもしれません。小さな”生態系”を時間をかけて作り出し、最終的には最小限の労力で最大限の成果を得ることが目的です。生態系を考えてもらうとわかるのですが、無駄なものが一つない「Win-Win」な関係です。人間ができるだけ生態系というエコサイクルに自然に入り込めるような農業が”パーマカルチャー”です。
その後、タイ北部のチェンマイで2週間ボランティアをして、それ以降は農業から離れていたのですが、インドでのトレッキングで”自然が大好きな自分”を再発見し、「自然に囲まれて生きていきたいな」と思いました。「自分探しの旅で本当に自分って見つかるんだな」と思ったものです。
そして今はダハブで、のんべんだらりな生活をしていて、さすがにそろそろ動き出さないと、と思い始めていて、ついに”農業”に向かって動き出そうとルートを練っています。
今後の予定をざくっとシェアします。
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ダハブ(エジプト)
↓
ヌエバ(エジプト)
ー農業ボランティアー
↓
ワディラム(ヨルダン)
ーアクアポニックスのイベント参加ー
↓
べエルシェバ(イスラエル)
ー6週間パーマカルチャーの勉強ー
↓
パリ、マルセイユ(フランス)
ー2ヶ月間フランス語の勉強ー
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今年いっぱいはこんな感じです。あくまで仮ですが… イスラエルでの農業は当初8月26日スタートだったものが、相手側の都合で日程がずれこんでいるので、まだなんともいえません。フランスではメインはフランス語勉強ですが、機会があれば農業ボランティアもしてみたいです。
まだ農業の世界にも入り込んでいない”ド素人”なので、もしかしたら「自分には農業合ってないかも」となるかもしれません。でも、インドで再発見できた自分がいるので、とりあえずそこに向かって進んでみようと思います。
ー関連記事ー
追記:2013/4/11
ヨルダンでアクアポニックス農業を見学してきました!
→ 土を耕す必要のない農業”アクアポニックス”。ヨルダンの砂漠地帯で見学してきました!
イスラエルで6週間パーマカルチャー農業を勉強してきました!
→ 木ではなく森を見よう 〜アリスのパーマカルチャー授業(1)〜