リシュケシュには3週間ほど滞在したわけですが、これは一ヶ所での滞在期間としては、旅以来、最長。
リシュケシュは当初から瞑想やヨガ目的で行きたいと思っていたので、予定通りといえば予定通り。先にバラナシやコルカタに行かずに、デリーに近いリシュケシュを選んだというわけです。
インドでは牛があちらこちらにいる、当然それらの糞もたくさん道端に、というイメージをもってデリーに到着したのですが、デリーはそんなことはなく、せわしなく続く車のクラクションと喧騒、太陽の暑い日差しがとにかく印象的でした。しかし、リシュケシュではデリーの喧騒はなく、ゆったりと静かな町。そして、牛や馬や猿があちらこちらにいる。自分の中のインドのイメージと重なり、「インドに来たんだ」と強く感じさせてくれた町。
リシュケシュでは数々の日本人に出会ったのですが、ヨガ、アシュラム、ラフティング、滝など、様々な話を聞くなかで「パンチャカルマ」が個人的になぜか引っかかり、2週間のコースを申し込むことに。その影響もあって、3週間の滞在となりました。
昔からの腰痛とアレルギー性鼻炎の治療も相談して、アーユルヴェーダの薬を処方してもらい、ヨガは「腰に悪いよ」という理由で控えることに。
リシュケシュでは、とくに活発に動くことはなく、(歩く、という意味では毎日4,5kmは歩いていた)とにかく”食べれる喜び”を日々探していました。肉食禁止に禁酒(町全体)、という生まれて初めて菜食というものを一時的に体験したわけですが、肉好きの自分がそれにもがく姿はなく、むしろどんどん知らないメニューを試してました。サラダやフルーツはもちろん、イスラエルやネパール、チベット料理まであった。
たまに廃墟のアシュラム(ビートルズアシュラム)に行ってぼーっとしたり、ガンジス川に足をつけてみたり(めちゃくちゃ冷たかった!)、程よく冒険も自分なりにしたかな、という感じ。
基本的にはガイドブックを持たない主義なので、みんなが集まる場所とは少し離れた宿に泊まっていたけど、静かだったし、居心地もよかったから、そのままそこに3週間連泊していた。
行き当たりばったり、というのは、おおきな問題が起きさえしなければ、むしろ旅を魅力的なものにしてくれる。
リシュケシュの後にこれから目指す場所も、最初は全く知らなかった場所。人から話を聞くことで、リアルな感想や情報を教えてもらえて、行きたい場所がどんどん増えてくる。予定している場所に行けないのは、それはそれで寂しいけど、目の前で語られた新しい世界をこの目で確かめてみたい!という願望には勝てないので、インドでのルートはかなり変わってきそうです。
広いな、インド。
(リシュケシュ滞在期間は6/8-6/28)
【小ネタ】
そういえば、リシュケシュで出会った日本人に、牛丼とサウザンドレッシングの相性の良さを熱烈に語られて以来、吉野家に行ってこの組み合わせを試したい気持ちがどうしようもなく高ぶってるんですが、あいにくインドでは叶わない願い。
どなたか試された方…いませんか?
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